SBI証券 vs 楽天証券|新NISA口座開設はどちらがおすすめか徹底比較


新NISAの口座開設先として、SBI証券と楽天証券の2強は常にトップを争っています。2025年末時点でSBI証券が約1,300万口座、楽天証券が約1,100万口座と、2社合計で国内のNISA口座の大半を占めています。

どちらも人気ですが、特徴が異なるため、自分のライフスタイルや経済圏に合った方を選ぶことが長期的な資産形成では非常に重要です。ポイント還元率の差だけで年間数千円から数万円の違いが出ることもあります。

この記事ではSBI証券と楽天証券を14の項目で徹底的に比較し、「どちらがあなたに合っているか」を具体的に判断できるようにします。

📌 この記事でわかること
  • SBI証券と楽天証券の基本スペック比較(14項目)
  • クレジットカード積立のポイント還元率の詳細比較
  • iDeCo取扱商品数の違いと注意点
  • 楽天経済圏ユーザーへの具体的な推奨
  • どんな人にどちらが向いているかの判断基準

基本スペック比較(14項目)

まず2社の基本的なスペックを一覧で確認しましょう。

比較項目SBI証券楽天証券
口座数(2025年末)約1,300万口座約1,100万口座
つみたて投資枠 取扱本数約240本約230本
成長投資枠 取扱本数(投資信託)約1,200本以上約1,100本以上
国内株式手数料(現物)無料無料
投資信託購入手数料ゼロゼロ
米国株・ETF取扱本数約5,500本以上約4,900本以上
クレジットカード積立三井住友カード(最大5%)楽天カード(最大1%)
ポイント種類Vポイント/Tポイント/Ponta/dポイント等楽天ポイント
iDeCo取扱商品数約38本約32本
NISA口座開設期間最短翌営業日〜1週間程度最短翌営業日〜1週間程度
外貨建てMMFありあり
金・プラチナ取引ありあり
ポイント投資あり(複数ポイント対応)あり(楽天ポイント)
マネーブリッジ(銀行連携)住信SBIネット銀行楽天銀行

つみたて投資枠・成長投資枠の商品比較

つみたて投資枠(毎月積立メイン)

つみたて投資枠で人気の主要ファンドはほぼ両社で揃っています。

ファンド名SBI証券楽天証券
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 先進国株式
楽天・全世界株式インデックス
SBI・V・S&P500インデックス
ニッセイ外国株式インデックス
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

投資信託の積立において、主要な人気ファンドはほぼすべて両社で揃っています。本数の差(約10本程度)は実質的に影響しません。

成長投資枠(ETF・個別株)

成長投資枠では、個別株・ETFの取扱数に差があります。

SBI証券の強み

  • 米国株・ETFの取扱本数が多い
  • 一部マイナーなETF(VOO、VTI、VYM、QQQ、SPYD等)も当然あり
  • IPO(新規公開株)の実績が業界最多水準

楽天証券の強み

  • 米国株の取扱も充実
  • 楽天ポイントで米国株を購入できる
  • 主要な米国ETFはすべて取り扱い
読者
取扱本数が多い方がいいんですか?
Hiroshi
インデックス投資(積立)が目的なら本数の差はほぼ関係ありません。つみたて投資枠で積立する場合、選ぶのは1〜3本程度のインデックスファンドです。成長投資枠でIPOや特殊なETFに投資したい場合はSBI証券の方が選択肢が広いです。「積立メイン」なら両社の本数差を気にする必要はほぼありません。

クレジットカード積立のポイント比較(最重要)

2社の最大の差はクレジットカード積立のポイント還元率です。毎月の積立額に対してポイントが付与されるため、長期間では無視できない差になります。

SBI証券 × 三井住友カード

カードの種類積立ポイント還元率
三井住友カード(一般)0.5%
三井住友カード ゴールド(NL)1.0%
三井住友カード プラチナプリファード5.0%
三井住友カード プラチナ2.0%

※年間100万円以上カード利用でゴールドNLは年会費無料(通常5,500円)

月5万円積立の場合のポイント:

  • 一般カード:月250ポイント(年3,000ポイント)
  • ゴールドNL:月500ポイント(年6,000ポイント)
  • プラチナプリファード:月2,500ポイント(年30,000ポイント)

楽天証券 × 楽天カード

積立方法ポイント還元率
楽天カード(通常)0.5%
楽天カード(楽天プレミアムカード)0.75%
楽天キャッシュ(楽天カードからチャージ)0.5%(チャージ分)+残高利用0.5%=合計1%

月5万円積立の場合のポイント:

  • 楽天カード:月250ポイント(年3,000ポイント)
  • 楽天キャッシュ経由:月500ポイント(年6,000ポイント)
📌 ポイント還元率の実質比較(月5万円積立の場合)
  • 三井住友カード一般 + SBI証券:年約3,000ポイント
  • 楽天カード + 楽天証券:年約3,000ポイント(同等)
  • 楽天キャッシュ経由 + 楽天証券:年約6,000ポイント
  • 三井住友ゴールドNL + SBI証券:年約6,000ポイント
  • 三井住友プラチナプリファード + SBI証券:年約30,000ポイント(ただしカード年会費33,000円) → 年会費無料で高還元を目指すなら「ゴールドNL + SBI証券」か「楽天キャッシュ + 楽天証券」

ポイント還元の重要な注意点

SBI証券のプラチナプリファードカードは積立ポイント5%ですが、年会費が33,000円(税込)かかります。月5万円積立で年30,000ポイント獲得できても、年会費を差し引くとマイナスです。ただしカード利用全体でポイントを大量獲得できる場合はプラスになります。

読者
楽天ポイントってどれくらい価値があるんですか?
Hiroshi
楽天ポイントは1ポイント1円として、楽天市場・楽天モバイル・投資信託購入など幅広く使えます。楽天経済圏(楽天市場でよく買い物する・楽天モバイルを使うなど)をフル活用していると、NISA積立で貯まるポイントがそのまま日常生活の節約や買い物に使えて非常に便利です。楽天グループのサービスを月1万円以上利用しているなら、楽天証券でポイントを集約する価値は大きいです。

iDeCo取扱商品の比較

NISAと並んでiDeCo(個人型確定拠出年金)も活用する場合、iDeCoの取扱商品数も重要です。

比較項目SBI証券楽天証券
iDeCo取扱商品数約38本約32本
低コストインデックスファンド○(eMAXIS Slim等)○(eMAXIS Slim等)
加入手数料無料無料
口座管理費(運営管理費用)無料無料

iDeCoの主要な低コストインデックスファンドは両社で揃っています。商品数の差(約6本)は実質的にほぼ影響しません。

ただしSBI証券の方が若干多くのマニアックな商品(海外REITや商品コモディティ等)を選べるという特徴があります。細かい資産配分にこだわりたい場合はSBI証券が有利です。

アプリ・使いやすさの比較

SBI証券のアプリ・ウェブ

  • PCサイト:情報量が豊富で投資情報も充実。慣れると非常に使いやすい
  • スマホアプリ:「SBI証券 株」アプリは複数種類あり(株式用・iDeCo用等)
  • かんたん積立 iDeCo:iDeCo専用の使いやすいアプリ
  • 2024年にリニューアルが行われ、UIが改善

評価:情報量重視の上級者向き。初心者は慣れるまで少し時間がかかる場合がある。

楽天証券のアプリ・ウェブ

  • iSPEED:株式・ETF取引向けアプリ。使いやすいと評判
  • 楽天証券アプリ:投資信託の積立管理に使いやすい
  • マーケットスピード II:PCデスクトップ向けの高機能ツール
  • 楽天IDとの連携でログインが簡単
  • 楽天グループサービスとの一体感(楽天銀行・楽天市場との連携)

評価:シンプルで直感的。初心者でも操作しやすい。楽天グループユーザーは特に使い心地が良い。

読者
投資初心者にはどちらが使いやすいですか?
Hiroshi
積立設定だけなら両社ともに数ステップで完了できるので、大きな差はありません。スマホアプリのデザインはどちらかというと楽天証券の方がシンプルで直感的という声が多いです。一方でSBI証券は情報量が豊富で、慣れてから非常に頼りになります。すでに楽天アカウントをお持ちの方は楽天証券の方がログインや設定がスムーズです。

銀行連携(マネーブリッジ)の比較

積立の引落先となる銀行との連携も重要なポイントです。

SBI証券 × 住信SBIネット銀行

  • SBIハイブリッド預金:証券口座と銀行口座を連携させ、銀行口座の残高を自動的に証券口座に振替
  • 普通預金金利が優遇される(最大年0.3%程度)
  • 24時間リアルタイム入出金が可能

楽天証券 × 楽天銀行

  • マネーブリッジ:楽天証券と楽天銀行を連携させることで普通預金金利が0.1%に優遇
  • 楽天銀行から楽天証券へのリアルタイム振替が可能
  • 楽天銀行の普通預金は通常0.02%→マネーブリッジで0.1%(5倍)
📌 銀行連携のポイント比較
  • SBI証券:住信SBIネット銀行との連携で優遇金利・自動振替が便利
  • 楽天証券:楽天銀行との連携でマネーブリッジ(普通預金0.1%優遇)
  • すでに使っている銀行がある方は、その証券会社との相性を重視するとよい
  • 楽天銀行ユーザーは楽天証券、住信SBIネット銀行ユーザーはSBI証券が自然な選択

IPO(新規公開株)への参加について

IPO投資を考えている方には、SBI証券の方が圧倒的に有利です。

項目SBI証券楽天証券
IPO取扱実績(2024年)年間90社以上(業界最多水準)年間40〜50社程度
当選方式完全抽選(一人一票)完全抽選
主幹事実績多い少ない

IPO投資は当選確率が低い(人気銘柄は0.1%以下)ですが、当選すれば初値上昇で利益を得られる可能性があります。IPO参加の機会を増やしたいならSBI証券が有利です。

どちらを選ぶべきか:タイプ別判断ガイド

SBI証券が向いている人

ポイント・カード面

  • 三井住友カード(特にゴールドNL以上)を持っている・持つ予定
  • Vポイント・Tポイント・Pontaポイント・dポイントを集めている
  • ポイント還元率を最大化したい(プラチナプリファード等)

投資スタイル面

  • IPO投資に参加したい
  • 米国株・ETFの取扱本数を重視する
  • iDeCoも同じ証券会社で管理したい(取扱商品が若干多い)
  • 住信SBIネット銀行との連携を活用したい

その他

  • 情報量の豊富なツールを使いたい
  • FXや先物など幅広い商品への拡張を視野に入れている

楽天証券が向いている人

経済圏面

  • 楽天経済圏ユーザー(楽天市場・楽天モバイル・楽天ふるさと納税等を利用)
  • 楽天ポイントを普段から使っていて、集約したい
  • 楽天銀行口座をすでに持っている

使いやすさ面

  • シンプルなアプリ画面・UIを好む
  • 楽天IDで一括管理したい
  • 楽天ポイントで投資信託を購入したい(ポイント投資)

その他

  • 楽天カードをすでに持っている
  • 初心者で直感的な操作性を重視する

どちらでもほぼ同じ点

以下の点は両社ほぼ同条件です。どちらを選んでも変わりません。

  • 主要インデックスファンドの取扱い(eMAXIS Slim、SBI・V等)
  • 購入時手数料ゼロ(ノーロード)
  • 新NISA口座の非課税メリット
  • 口座管理費用は無料
  • 国内株式の売買手数料無料
  • NISA口座の年間非課税枠(つみたて120万円+成長投資枠240万円)
読者
両方に口座を開設して使い分けることはできますか?
Hiroshi
できます。NISAは1人1口座しか開設できませんが、特定口座(課税口座)はどの証券会社でも開設できます。ただし、NISA口座は1社のみなので「NISAはSBI証券、個別株は楽天証券」というような使い分けが可能です。管理が複雑になるので、初心者のうちは1社に集中することをおすすめします。

実際にどれくらいポイント差が出るか(計算例)

月3万円の積立を20年続けた場合のポイント獲得額の差を比較してみましょう。

条件:月3万円×12ヶ月×20年 = 累計積立額720万円

組み合わせ年間ポイント20年累計ポイント
楽天カード(0.5%) + 楽天証券1,800pt36,000pt
楽天キャッシュ経由(1%) + 楽天証券3,600pt72,000pt
三井住友一般カード(0.5%) + SBI証券1,800pt36,000pt
三井住友ゴールドNL(1%) + SBI証券3,600pt72,000pt
三井住友プラチナプリファード(5%) + SBI証券18,000pt360,000pt

20年間で36,000〜360,000ポイントの差が生まれます。ただし各カードの年会費や利用特典を含めた総合的な計算が必要です。

口座開設の手順と注意点

共通の注意点

  • NISA口座は1人1口座:複数の証券会社でNISA口座は開設できません(開設後の変更は可能)
  • 口座開設には本人確認書類(マイナンバーカード等)が必要
  • 開設後すぐに積立設定ができる(翌月から積立開始)

SBI証券の口座開設手順

  1. SBI証券公式サイトから申込
  2. 本人確認書類のアップロード
  3. 審査・口座開設完了メール受取(最短翌営業日)
  4. ログインして積立設定
  5. クレジットカード積立の場合は三井住友カードの登録

楽天証券の口座開設手順

  1. 楽天証券公式サイトから申込(楽天IDでログインするとスムーズ)
  2. 本人確認書類のアップロード
  3. 審査・口座開設完了(最短翌営業日)
  4. ログインして積立設定
  5. 楽天カード積立または楽天キャッシュ積立の設定

まとめ

SBI証券 vs 楽天証券の比較をまとめます。

  • 主要インデックスファンドの取扱い・手数料は両社ほぼ同等
  • ポイント還元:楽天経済圏ユーザーは楽天証券、三井住友ゴールドNL保有者はSBI証券が有利
  • UI・使いやすさ:楽天証券の方がシンプル、SBI証券は情報量重視
  • iDeCoとの併用:SBI証券の取扱商品が若干多い
  • IPO投資:SBI証券が圧倒的に有利
  • 銀行連携:楽天銀行ユーザーは楽天証券、住信SBIネット銀行ユーザーはSBI証券

どちらを選んでも「主要インデックスファンドで低コスト積立」は問題なく実現できます。すでに使っているポイントや銀行のエコシステムに合わせて選ぶのが最もスムーズです。

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